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【時視各角】カジノは無条件でだめなのか=韓国(1)

先日のこのニュースのことですね。

 

【時視各角】カジノは無条件でだめなのか=韓国(1)

[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版  2014年07月16日11時35分 ]

2005年4月。シンガポールのリー・シェンロン首相は新都心にカジノを含めた複合リゾートを建設すると発表した。シンガポール政府と国民がこの問題で1年余りにわたり激しく論争を行った後だった。リー首相はシンガポール政府がこれまでカジノにどれだけ大きな拒否感があったのか説明した。1985年に初めて提案された時や2002年にリー首相自身が経済審議委員会議長を務めた当時に検討提案を容赦なく拒絶したことを明らかにした。彼はシンガポールを高度に統制された規範的な社会にしギャンブルを許さなかったリー・クアンユー元首相の息子らしく、当時拒絶書簡にはカジノに対する激しい拒否感を込めていた。

ところがわずか3年後に首相になった彼はカジノを含む複合リゾート建設を推進するとして国民を説得した。理由はまず観光地として魅力を失いつつあるシンガポールの現実を挙げた。観光客が重要なのは、ホテル、食品、流通業、展示会、航空などの産業の雇用創出の源であり、産業の成否がその数の増減にかかっているためだ。ところが楽しくないシンガポールは活力を失った。次の理由はニューヨーク、パリ、ロンドン、上海など世界の主要都市が多様な再開発プロジェクトを通じ観光を増進する側に変貌していることに対する緊張感だった。彼は「世界の変化に歩調をそろえるか無視して落伍するか」の選択をしなければならない岐路に立ったことを説明した。そして「シンガポールは止まることはできない。止まった時の苦しさに耐えられない」と強調した。

複合リゾートはホテル、レストラン、ショッピング、コンベンション、劇場、博物館、テーマパークなど数十万人の観光客向けのスポットと市民の雇用を同時に提供するが、ここにカジノが含まれたからと無条件で拒否し、それによって創出される数多くの機会と利益を逃してはならないということだ。この事業は「すべてか、ゼロか」(all or nothing)ではなく、運営の妙を発揮しなければならないということだ。カジノのない複合リゾートに収益を保障するのは難しいという現実を認めたのだ。

(2)に続く


ソース:http://japanese.joins.com/article/799/187799.html?servcode=100&sectcode=120