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カジノ法案:審議入り HTB誘致へ期待 市民に反対論も根強く /長崎

 

 

カジノ法案:審議入り HTB誘致へ期待 市民に反対論も根強く /長崎

毎日新聞 2014年06月20日 地方版

 日本で初めてカジノを含む統合型リゾート施設(IR)導入を認めるIR推進法案が18日に国会で審議入りし、県内の推進派は歓迎しているが、カジノに反対する声も根強い。また、県などは佐世保市のハウステンボス(HTB)への導入を目指しているが、長崎市が建設を目指しているMICE(マイス=大型コンベンション)施設との競合を懸念する声も上がる。

IR推進法が今秋の臨時国会で成立すれば、1年以内に実施法が施行され、自治体の申請に基づき国が立地区域を認定する。早ければ2016年にも立地区域が選定される見通し。宮崎、沖縄県や、東京、大阪、北海道にも誘致の動きがある。 佐世保市の朝長則男市長は19日の市議会本会議で「国際観光の活性化は市の成長戦略プロジェクトの柱。十分に議論し、今後の展開を注視したい」と述べた。また、県の担当者は「法案の早期成立を求めていく」。HTB経営企画室は「カジノ誘致に一歩近づいた。今後も県と佐世保市をバックアップしていきたい」とした。

ただ、HTBが国の認定を受けるには、MICE機能を備えていることが必要とされるため、競合が懸念される長崎市の市議からは「共倒れを回避するため、知事と長崎市長が調整に動くべきだ」との声も出ている。

一方、佐世保市在住の宮野和徳さん(69)は「カジノが合法化され、佐世保市に誘致された場合、ギャンブル依存症患者の増加や治安悪化が考えられる。国も県も市も、反対派の意見をじっくりと聞いてほしい」と懸念を示した。【大場伸也、梅田啓祐】

〔長崎版〕


ソース:http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20140620ddlk42010605000c.html