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かわまち

 

秋田かわまちワークショップという会に最近参加しています。
「かわ」と「まち」のもつ潜在的な個性を有効活用して、自らが楽しい地域を創造し、秋田地区全体の活性化を図る事を目的とした会ですが、ワークで「かわ」について考えると子供の頃の思い出が蘇り、ついつい思い出にひたってしまいます。

実家は山奥で遊戯施設なんてものは全く無く遊び場と言えば山と川でした。夏は自然のプールとして毎日のように実家の目の前にある川で泳ぎ、手掴みでイワナやヤマメを捕まえ、川の中を上流まで歩いて探検したり、ダムの放流で流されそうになったりしていました。
(今は校則で川遊びは禁止されているのでしょうが・・・)

川の思い出で一番印象深いのは、親に夜連れて行ってもらったカジカや毛蟹取りです。
真っ暗闇の中、ランタンで明るく照らし出される川底、日中とは全く違う川の様子が非常に興味深かく、ランタンの明かりで川を歩くだけで大変面白かった記憶があります。
残念ながら、今ではその川も護岸工事ですっかり様変わりしてしまい、魚も全くいなくなってしましました。

自然の恵み、素晴らしさ、楽しさ、怖さ、いろんな事を「かわ」から学びました。今の子供達にも「かわ」を体験してもらい色々な事を学んでもらいたいと考えています。

秋田市には「雄物川」という素晴らしい「かわ」があります。
この資産をどの様に有効活用して地域活性化につなげていくか、後世に残していくための担い手はどの様に確保していくか、皆さんも一緒に考えてみませんか?

 (モグ)

 

秋の楽しみ

 

最近めっきり寒くなりました。山の木々も赤や黄色に色づきはじめ、秋の装いになりつつあります。
この時期私が楽しみにしているのはキノコ狩りです。マイタケに始まり、サワモダシ、クリタケ、ムキタケ、ナメコと9月の下旬から12月上旬までいろいろなキノコを採ることができます。採ったキノコは炒めたり、煮込んだり、鍋にしたり。キノコたっぷりのキノコ鍋は最高ですよ~。

こんな楽しみ方が秋田ならではの贅沢だと思うのですが、まわりはあまり同調してくれず「そんなに苦労しなくてもスーパーならマイタケも椎茸も100円だよ」などと言う始末…。天然物は味も香りも全然違うんですよー!何より見つけた時の興奮とそれを食する喜び。たとえ見つけられなくとも色鮮やかな紅葉と沢を流れる水の音が日常の喧噪を忘れさせてくれます。

秋田は自然があっていい!とはよく言いますが、地元の私たちがその自然に触れ合わなければそのよさを人に伝えることはできないのではないかと思います。
遠くの山々を望む紅葉もいいですが、この秋はもっと自然の懐に入って、踏みしめる落ち葉の感触や木々の香りを感じてみてはいかがでしょうか。

 (フジタ)

 

 

『偽』
これは昨年の「今年の漢字」に選ばれた漢字だ。
食では産地の偽装、賞味期限の改ざん
官では年金問題、事務所費問題
建築では耐震強度、コンクリート
などなどあげればキリがない。しかも昨年だけでなく、今年も偽が横行している。ある会社がカビや残留農薬に汚染された、いわゆる「事故米」を食用に転売していたことが発覚したのもつい最近。産地偽装なども相次いでいる異常事態だ。
昨年の漢字は「偽」ではなく「偽始」の方が適切だったかもしれない。
実はこの「偽」問題、秋田でも発覚していて、有名な比内地鶏で偽装が行われていた。昨年発覚し、今年のはじめに会社は破産手続きを開始。

偽装を始めるきっかけはそれぞれなのかもしれない。しかし動機はこれくらいならとか、もっと儲けたいとか、ばれないからとか、軽いものが多いような気がする。必要にせまられてとか、このままだと会社がつぶれるとか、そういった重い理由は意外に少ない。

本来のもので勝負するべき所を安易に偽に走ってしまえばあとは綱渡り。メッキがはがれたら終わりである。そのため本業よりもばれないための作業(更なる偽)に力を入れることになり、ますます綱渡りの綱が細くなっていく。
不況の中苦しいを理由に儀に手を染める所がまた出てくるかもしれない。しかし、よく考えてみて欲しい。政治家、政策、企業、どれを見ても苦しい中生き残ってきたのはまっとうなものだけである。に走って生き残るものはない。
全国的な不況の中でもさらに厳しい状況の秋田。偽装に手を染めた比内鶏と同じ道を歩むことが無い事を祈る。

 (フクシマ)

  

レンタル田舎

 

レンタル田舎、というのをご存じでしょうか。

都会生まれ都会育ちの子供に、田舎での暮らしを1日体験させてあげましょう。という、いわば田舎体験です。
体験場所は、厳正なるオーディションにより選り抜かれた、精鋭のおじいちゃん・おばあちゃんち。
審査内容は、・自家製ガッコの漬かり具合 ・カブトムシのいそうな幹の選定 ・釣り好きな近所のお兄さんの有無 等でしょうか。
また、とことん田舎の良い面を前面に押し出してもらうために、多少の演技力も必要かもしれません。
あとは、秋田県民の田舎にありがちな排他主義な人はNG。オーディションの際は、それを見抜けるようなプロの審査員を用意します。そしてもちろん、そのオーディションを勝ち抜いたおじいちゃん・おばあちゃんには多額の援助をすることになっており、見事オーディションを勝ち抜いた方達は、近所の人から羨望の目で見られています。

さて、具体的なモデルプランとしましては、

東京から家族4人(夫、妻、兄、弟)が飛行機で来秋
---子供スケジュール---
レンタル田舎へ預けられる→近所のお兄ちゃんとイワナ釣りへ→釣ったイワナや山菜をおかずにして夕食→近所の格安温泉へ→就寝→早朝、カブトムシ採集へ→捕ったカブトムシを見ながらスイカを食べる→親と合流

---夫妻スケジュール---
子供を預けた後、雄物川リバーサイドでデート→イーストベガスでカジノ三昧→ホテル最上階で夜景を見ながらディナー→そのままホテルのスウィートへ宿泊→思う存分朝寝坊→昼食後、子供と合流

それにおじいちゃん・おばあちゃんは、田舎のプロであると同時に子育てのプロでもあるので、預けても良い影響しか与えてくれないでしょう!
もちろん、都市からではなく、日々の生活に疲れた農家のお嫁さんが癒されに来るのもアリですし・・・・・

・・・とかって勝手に言っていますが、すみません、ほんとはそんなのありません;

あったらいいなー と妄想するのは自由ですからね。

この他にも、北欧の杜ロックフェスや、川反足湯・清流計画等、夢は尽きません。それだけ、秋田には魅力があるってことでしょうか!それとも愛ゆえについ妄想してしまうのか・・

でも、皆さんも「秋田でこんなこと出来たらいいのにな・・」って想像してみた事が1度はあるはずです!
うーん、これこそがイーストベガスが創る未来!
お時間あるようでしたら、事務局まで発表しに来てくださいね!みんなで夢を語り合いましょう! 

 (ハタケヤマ)

 

地震

 

6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で、岩手県・宮城県と繋がる道路が寸断し、不自由な生活を送っている方々もまだ多いことと思います。自分が通ったことのある国道が使えなくなってしまい、地震による影響の大きさを実感しています。
通行できない道路の中には観光地に繋がるものが多いです。また、幸いにして地震による直接的な被害がなかった地域でも、地震の影響で観光客が減る事態になっているようで、非常に残念です。
こんな時こそ、私たちが近隣の観光地に直接行ってみるべきではないでしょうか。
先日、私の両親が須川温泉まで行ってきたのですが、途中の道路の段差は大変なものだったそうです。平日だったこともあるかとは思いますが、観光客もまばらだったとのことでした。
今、県内の観光地に行くことで、地元の方たちを元気づけることもできるかも知れませんし、岩手・宮城県境方面へ向かうと、地震被害を再認識できる機会にもなると思います。
遠隔地への観光も悪くないのですが、大きな余震の可能性が減った、という気象庁からの発表もあったことですし、ガソリン代の高騰も続く昨今、近隣の観光地の良さを改めて見直してみませんか?
「最近行ってないなあ…」というあなた、新しい発見があるかも知れませんよ。。 

 (メグミ)

 

新年度

 

外で見た、お母さんと手をつなぐ子供たち…。これから入学・入園式なんだろうな~。カチッとお洒落な服がキマってマシタ!うちにもちょっと歳の離れた弟がいるのだけれど、肝心の入学式を見に行けなかったのは残念…。3年生から、ぴかぴかの1年生になる訳ですが、新しい気持ちで頑張って欲しいもの。なんだか羨ましいや!
話し変われど、小さい子と言ったら最近の時事の話ですが…、痛々しいニュースが後を絶たない。私もまだ子供が居る身ではないので、あまり大きな声では言えないけれど…、「なんで?!ちゃんと見ててよママ!」と言いたくなるもの多発。記事を読むのもイヤ…想像しちゃうよ!小さい子って怖い。ちょっと目を離した隙に、急に居なくなる…、なぁんて良く聞く話。いつか子供が出来たら、私もドキっとする瞬間が沢山あるはず。まだ関係ないやとか、他人事だと思わずに、いろんなニュースに耳を傾けていよう。
さて、4月と言ったら桜。こういう自然のイベントは、東北地区の…いえ、秋田の出番ですよね?!今年は、秋田は角館と青森、弘前に遠征を予定。夜桜までバッチリチェックするぞー!そして、遠出となる訳ですが、暫定税率の廃止によりガソリンが安くなったのはかなり助かるところ…。桜に食べ物に、観光やショッピングに、存分に楽しんできたいと思っているので、浮いたガソリン代で各地に貢献してきたいと思います。はりきってこー!
秋田にも青森にも、県外から沢山の人が観光に来てくれたら良いですね。そして秋田を知り、触れて。もっと秋田に興味をもってくれますように。 

 (ホリヤマ)

 

負けている秋田

 

そのニュースを見たのは数ヶ月前のことだったが、ショッキングだった。青森に来る韓国からの観光客が増えているという。それも3年間で4倍というすごい増え方だ。テレビ画面には、あの青森名産(?)の「せんべいの入った鍋」を食べる韓国人たちの姿が映っている。それだけでもビックリなのに、ニュースはもっと私を驚かせてくれた。韓国の航空会社が勧める「世界の観光スポットベスト10」みたいなのに、何と青森が入っているというのだ。
世界の観光地ベスト10といえば、例えば、ハワイやモン・サン=ミッシェルなんかと並んで青森が取り上げられているっていうことですぜ、あなた。お隣の県が世界のベスト10とは…。
わが秋田を振り返れば、唯一の国際航空便「秋田-ソウル便」はご存じのとおり搭乗率の低空飛行が続いて風前の灯火だ。秋田と青森とどこが違うんだろうか。温泉も、スキー場も、ゴルフ場も、湖も山も海も、観光資源として見ればどっこいどっこいじゃないか。
これはやっぱり観光客誘致にかける姿勢の違いと考えるしかない。前述のニュースの中では、青森の温泉旅館で韓国語を話せるスタッフが対応している姿が紹介されていた。別のところで読んだ記事によると、青森では韓国人スタッフも採用しているようだ。秋田は「秋田-ソウル便」が開設されたことだけで満足して、その後の努力を怠ってきたじゃないだろうか。
秋田県も遅ればせながら県庁内にプロジェクトチームを設け、「搭乗率70%」を公約にソウル便の維持に乗り出しているが、この2-3月も搭乗率は低空飛行が続いたままである。
くやしい。もっとやり方があるだろう。誰か私を県知事にしてくれませんか? 

(エコノミスト)

 

無限の可能性?

 

昨年末にデイサービスの慰問に行ってきました。高校時代の友人がデイサービスで働いており、デイサービスのクリスマス会があるので、そこで余興をやってもらえないか、ということで、ありがたいことに私の所属しているゴスペルサークルにお声をかけて下さったのです。
さて、ご年配の方にゴスペル…ということで、「おめがだ歌ってる歌だば英語ばしだべ?年寄りさわがるわげねって!」と、うちの母親からは大不評(笑)だったので、世の中とはやはりそういうものなのかしら…?と多少不安な気持ちになっていました。
サークルメンバー打ち合わせの際、ザ・ゴスペル!という曲だけでなく、誰でも歌えるような簡単なクリスマスソングなど日本語の曲も演目に入れることになり、いざ本番。
ステージとお客様との距離がとても近くてドキドキしましたが、いつもの調子で予定の6曲を歌いきることができました。デイサービス利用者さんたちも暖かく聞いてくださり、また、スタッフの皆さんも盛り上げてくださって、なんと!アンコールも1曲歌ってきてしまいました。練習不足や打ち合わせ不足など、いくつかの反省点ももちろんありますが、後日「クリスマス会らしい出し物ができてよかった」とのお言葉をいただけたので、結果的には大成功だったのかな、と思います。
人とのつながりだったり、よい感想をいただけたりと、私たちはもしかしたらかなり運がいい方なのかもしれませんが、みんな自分のできる範囲のことをして、誰かが喜んでくれるならこんなにありがたいことはありません。ほんのわずかな行動だし、自分がやりたいことをやっているだけなんだけど、少しでも地元の人達の役に立ってるのだとするならば。
無理のない範囲でいいから、皆が持っている力を少しずつ使えば、秋田のためにもっと何か出来る…ような気がしてきます、よね?

(メグミ)

 

もう秋田いかないわ

 

なんて言ってた青森の友人より、こちらに遊びに来るとの連絡が。
こいつはなんてサプライズ!と喜び勇んで地元の友人に知らせたところ、 久しく皆で遊べることに。この地元の友人というのも学業に忙しく2~3ヶ月会えないでいたため、本当に嬉しかった。 そしてここで青森の友人から、「じゃー、どこで遊ぶかね。どっかいいとこない?任せるゎ」とメールが来た訳だが、思わず「いや…、いやいや待て!任せるんじゃない!」と口から出そうになった。
折角だけれど私には遊びに行く所が思いつかない。探してみれば結構遊ぶ所はあるのかもしれないが、この青森の友人というのが毎回日帰りで車で来るものだから、時間の関係によりあまり遠くに行けない。 だが、ここで地元の人間が遊ぶトコないだなんて言ってはならんなー…と思い直し、暫く考えてみた。 うーん、いつも友達とどこで遊んでたっけ…。思い起こしてみるも、出てくるものと言ったら―…カラオケ・ゲーセン・駅前・御所野・某巨大娯楽施設…など。…うわ…別に秋田じゃなくてもいいな、このチョイスは。
こういう時一体どこへ行けと…?と、この辺りで”遊ぶ所探し”に本格的に煮詰まってしまい。
そう言えばデートの時もそろそろ本格的に行くところがなくて困っていたじゃないか。 遊ぶとこないなーって言うのは家族・カップル・友達、関係ないことだと思う訳で。 もっとアミューズメント的なものがあってもいいと思う。まあ、それが今の某巨大娯楽施設なんかの事を含むのかも知れないけれど。 近場に遊園地みたいなものとか、小さくてもいいからあればいい。秋田に戻ってきた人が、たまに遊びに来た人が、”来ても行くことねーんだよな”なんて思わないようにさ。
まぁ、コレが足りないアレが足りないなんて不満はいくらでも思いつくけど、”つくる”だけが全てじゃないよね。
だから、一概にどうと言っちゃいけないかも知れない。でもさ、だったらもっと頻繁に、なんか面白そうなイベントや祭りみたいなものが見つかればいいなぁ。 街・住民一体型って雰囲気も大好きだから。街全体に活気が溢れる様な盛り上がりがもっともっと秋田に欲しい。なんて欲張りを言ってみたりして。
県外の人が行ってみたい!と思う秋田、 県外の人を自信を持って招待できる秋田にしたいよね。

(ホリヤマ)

 

実りの季節

 

暑い夏もあっという間に過ぎ去り、実りの秋がやってきました。ワタクシ普段は何食わぬ顔をして普通の主婦ぶっていますが「農家の嫁」でございます。毎年、春になれば田植えをし秋になれば稲刈りをする。同じように季節は過ぎていきます。
普通のサラリーマン家庭に育ったワタシは、野菜の実り方も知らず、稲の育て方も知らずに過ごしてきました。当然ですが農作業もしたことがないわけで、初めのうちは正直キツくてくじけそうでした。しかし秋になり新米を食べると、ナゼかジワジワと「米ってなんて美味しいんだろう!」という素直な気持ちが湧いてくるのです。これは今まで感じたことがない感覚。自分で釣った魚は美味しいとか、苦労して採った山菜は美味しいとか、その感覚を何倍かにしたような…そんな感じでしょうか?まさか自分がドロンコになって田に入って作業するなんて夢にも思っていなかったけれど、今では本気で「ずっと続けたい」と思っています。
しかし、盛んに報道された米の買い取り価格の下落や大雨の被害などで、現状を維持していくのはとても難しい状況に立たされている農家も多い現実。
昔の秋田は米が採れて魚も捕れて、とても豊かなところでした。しかし近い将来「米があるから大丈夫」と言っていられなくなる日が来るのかもしれません。
ずっと昔から続いてきた「実りの秋」は当たり前のように感じるけれど、毎年同じ季節がやってくるわけではないことに気がつかなければならない。もしかしたらそれが「今」であり、実りの秋守るために何かしなければならないのかも…と、漠然と考えています。
一人でボーっと考えていても何も変わらない気がするけれど、仲間がいれば何かは変わっていくのかもしれないと信じて来年も農家の嫁を続けていこうと思っています。

(スズキ)

 

便利にはなったけれど 

 

早いもので8月もあっという間に終わってしまいました。8月といえば、秋田県内では竿燈まつりや大曲の花火、毎年各地でいろいろな夏まつりや花火大会が行われます。
そんな夏まつりや花火大会もいいけど「お盆は先祖の供養も大事!」と、これまでの放埓の日々を反省し、墓参りのため実家に帰って来ました。信心深いというよりは、前厄の歳を迎えてしまった今年「何かよからぬことが起こるんじゃ・・・」なんてちょっと不安になったから、というのが正直なところで・・・我ながらゲンキンなものですね。
秋田市からの長距離運転もカーブを曲がり切れば懐かしい我が家、という時に私の目に突如飛び込んできたもの、それは田んぼのど真ん中にそびえ立つ大きな大きな鉄塔でした。市町村合併で晴れて市民昇格、最寄りの信号もコンビニまでも車で10分、見渡す限り山、山、山。森林浴には事欠かない田舎町に似つかわしくない銀色の物体。あんな大きな鉄塔が建って、お墓に眠るご先祖様もさぞビックリしたことでしょう。開口一番聞いてみたところ、某携帯電話会社の電波中継のための鉄塔だとか。「納得!」というより「何でこんな山奥に?」と思ったりしましたが、たしかにその鉄塔のおかげで、家中どこでも携帯電話が通じるようになり、電波が届きにくくて携帯電話片手に家の中をウロウロする必要もなくなりました。
田んぼの中に鉄塔が立っているアンバランスなこの風景にも、携帯電話が繋がることが当然という便利さにも、そのうち慣れてしまう日が来るのでしょう。便利さと引き換えに変わってしまうもの、なくしてしまうものもあります。何を優先するか、考え方はそれぞれだと思いますが、夏が終わって吹き始める秋の風にそれと同じような寂しさ、切なさを感じ、しばらくは複雑な気持ちでこの鉄塔を眺めることになりそうです。

(ホリヤマ)

 

真夏の稲穂  

 

夏になるといつも思い出すことがある。
昔働いてたバイト先の社員が、竿燈をあげている人だった。 彼はよく言っていたなあ。 「竿燈は上にあがってる提灯見るんじゃねえんだや。下であげてる人を見ねばねんだや」
竿燈というのは技を見るものであり、提灯を見上げて満足するだけのものではない。
大会も行われており、竿燈はひとつの競技なのである。 長いこと秋田に住んでいながら、竿燈をそういう視点で見たことがなかったので、本当に目からうろこが落ちる思いだった。
竿燈そのものの重さだけで約50kg、そこに接ぎ竹の重さをプラス。 高くなって上空にいけばいくほど風も強くなり、風圧で重さの感覚が増す。 考えてみれば、そんなものを無事にあげているだけでも、十分すぎる技だ。
己の技を磨くために、力を試すために、竿燈にひたすら向き合う。 他地域の祭に比べると、なんだか地味な祭に思われがちなんだけど、やってることは相当ハードだったりする。
しかもバランスの取り方、周囲との連携など考えると繊細な要素も満載。 そんな、ある意味インナーワールドな姿というのは、実はめちゃくちゃ秋田県人ぽいのでは!?と思ってしまう。(秋田県人のみなさんすみません。私も秋田のサラブレッドなもので)
言葉で多くは語らない(語るのもちょっとニガテだし)。 でも、全身からは無数のメッセージを発しているんだ。
その姿勢から何かを感じ取る人たちは、あれを見ろこれを見ろって他から言われるまでもなく集まってくる。そうしていつか大人数になる。 私達は竿燈てどんなものか、何がどのようにスゴいのか、見に来てくれる人にうまく伝え切れてないと思う。
まだまだ伝える要素はあるし、ひとりひとりの竿燈に対する理解も足りないのではないかと思うことも多いし、工夫も必要なんだと思う。 竿燈そのものをを通じて少しでも多くの人たちに「秋田」を感じ取ってもらえたなら。 秋田を壊さずに、秋田のイメージをうまく伝えるには、竿燈のアピールってかなり有効なんじゃなかろうか。 竿燈の時期になると、普段では到底思いもよらないことが不意に湧きあがってきて、妙に熱くなってしまう。
楽しそうにやっている、真剣にやっている、ということって、少しずつだけど誰かにしっかり伝わっていくものであるはず。 それは竿燈だけに限ったことではなくて。万人に、万事に通じるものだと思いたい。 真夏の空にゆっくり伸びて熱く輝く大きな稲穂のように、いつか伝わるはずなんだ。

(メグミ)

 

真夏の稲穂  

 

ワタクシ生まれも育ちも秋田ではなく、たまたまひょんなコトから秋田に住むことになりました。秋田についての知識は小学校の時習った大潟村の干拓くらいで、男鹿半島と三陸海岸の区別すら付いていませんでした。地理が苦手とはいえ失礼な話です。
最近ではやっと道に迷わず家に帰れるほどに秋田市内の道を覚え、暇さえあれば県内各所を探索しています。道の駅を制覇すべく名物ソフトを食べまくり1日7つ食べてお腹が痛くなったり、いい温泉を探して一日10湯も入り湯あたりしたり、かなり無茶をしてしまいました。気を付けなければなりません。
そんな中、最もワタシが気に入っているのが大曲の花火(全国花火競技大会)です。秋田に来るまで花火は諏訪湖だろうと勝手に思っていたので、友人が「大曲は日本一だって!マジで」という言葉を半信半疑で聞き流し、半ば無理矢理連れて行かれたのが最初です。しかもいきなりの桟敷席。
「花火なんてわざわざこんな高いお金を払って見る価値があるんだろうか?」
そんな思いこみはあっという間に打ち消され、あまりのスケールに唖然とし、大会提供花火では不覚にも泣けてきましたよ。最後にはすっかりハマってしまい、花火師さんにペンライトを振って「また来年も来まーす」などと叫んでるワタシ。なんなんだこの花火!
今だから打ち明けますが、秋田にこれほどすごいイベントがあるとは思っていませんでした。スゴイものは全て都市部に集まっているという偏見を持っていたんです。地方には「自然」や「伝統芸能」しかないと思っていたのに、なんなの?これは!
これほどのイベントがあるのなら、秋田って実は凄いんでないの?と気がついてしまったワタシ。もしかしたらもっと凄いことが出来るんじゃないかと、コッソリと期待しつつ、今年もまたあの感動を味わうため、花火大会に出かけようと思っています。

(スズキ)

 

寄り道

 

ついに行って来ました!八峰町へ。目的はTHE BOOM 宮沢和史さんの弾き語りによるライブ「寄り道」。某アーティストにハマって十数年、全国各地を行脚している私ですが、他のアーティストのライブは久しぶり。宮沢さんファンの知人に便乗したとはいえ、アルバムを聴くこともせず、何の予習もしないまま一抹の不安を感じながらも、いざ北へ。
雲一つなく、暑いくらいの日差しの中を北上すること1時間半。無事八峰町に到着しました。会場に向かって行くと、早くも行列ができているではありませんかっ!!仕事の関係で4年ほど能代で暮らしましたが、この町にこれだけの大勢の人、しかもあんなに若い世代の人たちが集まるとは・・・私には衝撃的な光景でした。地元はもちろん県内各地から、東北各県、中には千葉から来ているファンもいたとか。恐るべしファンのパワー。なんて言いながら、相手は違えど、自分も同じようなコトしてたりするんですが・・・
紫色のシャツにジーンズでステージに現れた宮沢さん、飾らず、いたって自然な感じで歌い始めました。「島歌」や「風になりたい」のイメージが強かったので、穏やかに語りかけるようにしっとりと歌う姿は、本当にステキですっかり聴き入ってしまった私でした。MCでも勉強してきたと言うだけあって(?)秋田ネタ満載。そして歌声よりもちょっと低めの声で読み上げられる詩の朗読。大人の男性の魅力とでもいうのでしょうか、あれにはヤラれました。詩集も出しているという宮沢さんの作った詩は、日本全国、世界各国を旅し、いろんな経験をしているからなのでしょうか、言い回しや言葉選びの感覚がとても新鮮で、心地よく耳に入ってくるのです。歌にしても詩にしても、言葉を大事にしている人なんだなぁ・・・としみじみ感じた約2時間半の宮沢ワールドでした。
友人に会ったり、趣味の釣りも楽しんで秋田での時間を満喫してくれたであろう宮沢さん、またステキな歌と声を披露しに秋田にも「寄り道」してほしいものです。

(イガラシ)

 

 

 

 

 

 

 

 

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